本文へジャンプ
トップ > 日本一の道の駅に >

日本一の道の駅に > 詳細

「全国『道の駅』連絡会」が発表した記者発表資料をもとに審査の過程等について

  1. 「道の駅グランプリ2000」受賞駅
  2. 「道の駅グランプリ2000」の目的
  3. 「道の駅グランプリ2000」主催団体
  4. 「道の駅グランプリ2000」審査委員
  5. 優良「道の駅」選考ポイント
  6. 審査経過
  7. とみうらに対する審査員講評
  8. 「道の駅」登録・案内制度の創設経緯と登録数の推移

1.「道の駅グランプリ2000」受賞駅

最優秀賞
「道の駅・とみうら『枇杷倶楽部』」(千葉県・一般国道127号)
所在地 :千葉県南房総市富浦町青木123-1
電話番号:0470ー33ー4611
優秀賞
「道の駅・おがち」(秋田県・一般国道13号)
所在地 :秋田県雄勝郡雄勝町小野字橋本90
電話番号:0183ー52ー5500
優秀賞
「道の駅・明宝(めいほう)」(岐阜県・一般国道472号)
所在地 :岐阜県郡上郡明宝村大谷1015
電話番号:0575ー87ー2884
優秀賞
「道の駅・ゆうひパーク浜田(はまだ)」(島根県・一般国道9号)
所在地 :島根県浜田市原井町1203ー1
電話番号:0855ー23ー8000
〔部門賞〕
モビリティ部門/走行支援賞
「道の駅・おんねゆ温泉」(北海道・一般国道39号)
所在地 :北海道常呂郡留辺蘂町字松山1ー4
電話番号:0157ー45ー3344
アメニティ部門/総合デザイン賞
「道の駅・名田庄(なたしょう)」(福井県・一般国道162号)
所在地 :福井県遠敷郡名田庄村納田終109ー4ー1
電話番号:0770ー67ー2255
アクティビティ部門/地域活性化賞
「道の駅・小国(おぐに)」(熊本県・一般国道387号)
所在地 :熊本県阿蘇郡小国町大字宮原1754ー17
電話番号:0967ー46ー4111
コミュニティ部門/心ふれあい賞
「道の駅・貞光(さだみつ)ゆうゆう館」(徳島県・一般国道192号)
所在地 :徳島県美馬郡貞光町大須賀
電話番号:0883ー62ー5000

2.「道の駅グランプリ2000」の目的

「道の駅」は、誕生から7年目を迎え、現在551駅が登録されている。電車には駅、高速道路にはパーキングエリアやサービスエリアがあるように、「道の駅」は一般道路の「たまり」として、人々に憩とやすらぎを与え、道路情報や地域の文化・歴史・名所・物産品などを紹介する情報発進の場として、また、地域と利用者の交流の場として発展してきた。

今後とも「道の駅」が利用者に愛され、さらに発展していくためには、常に安全で快適な施設管理と利用者のニーズの変化に対応した運営管理を行って、より魅力ある「道の駅」となるよう一層の努力が必要である。

このようなことから、今後の「道の駅」整備のあり方や施設管理および利用者サービスなどの運営活動の向上を図ることを目的として、全国「道の駅」連絡会に「道の駅グランプリ実行委員会を組織して、利用者や地域からどのように評価されているかを調査・検証のうえ審査を行い、優れた「道の駅」を表彰することにした。

3.「道の駅グランプリ2000」主催団体

主催
「道の駅グランプリ実行委員会」
後援
建設省 全国「道の駅」連絡会 (財)立体道路推進機構 (社)全日本トラック協会 NHK (財)道路開発振興センター (社)日本観光協会 (社)日本バス協会 朝日新聞社 (財)道路保全技術センター (社)日本自動車連盟

4.「道の駅グランプリ2000」審査委員

委員長
横島 庄司 氏(高崎経済大学教授)
委 員
井出 隆雄 氏(ジャーナリスト)
委 員
岩越 和紀 氏(JAFMATE取締役編集長)
委 員
篠原  修 氏(東京大学教授)
委 員
山村レイコ 氏(エッセイスト/国際ラリーライダー)
委 員
西原 重一 氏(全国「道の駅」連絡会会長)

5.優良「道の駅」選考ポイント

1)モビリティ
走行支援機能、休憩機能、24hトイレ、パーキング、スペース、チェーン脱着、看板、照明、等
2)アメニティ
快適性、清潔さ、環境への配慮
3)アクティビティ
活性化、活気、活躍、(商業的に)好況
4)コミュニティ
共同体、共有、交流、伝達、通信、相互理解
4)その他

6.審査経過

第1回審査
  1. 全国「道の駅」(登録後1年以上経過した463駅を対象)の基礎調査(駅長アンケート・道路管理者・観光協会アンケート・インターネットリサーチ・書籍・地図・新聞による調査・電話調査等)を行い、その集計結果により、51駅を選考した。
  2. 原則として駅長アンケートの回答があった280駅を対象とした。
第2回審査
第1回審査で選ばれた51駅をジャーナリストの目で映像現地取材等を実施して、その結果をもとに21駅を選考した。
最終審査
  1. 第2回審査で選ばれた21駅に映像取材を実施して、その調査結果をもとに「道の駅グランプリ2000」ベスト3、特別賞1、部門賞4を仮選考した。
  2. 仮選考された「道の駅」を委員が分担して現地調査を実施して、受賞駅を決定した。

7.とみうらに対する審査員講評談

〔審査委員長 横島庄司(高崎経済大学教授)〕

行ってみると、駅はとても小さく、看板などはほとんどスタッフの手作りで小さくて、見えないということもあるほどなのですが、なぜ、ここが最優賞か。評価した点は3つある。

一つは「道の駅」とそうでない部分がはっきりしている。最近「道の駅」と物産センターが一緒になっていて何処までが公的施設なのかが良く分からない所が増えてきている。富浦の道の駅は、「道の駅」はここまでだが、民間の皆さんも一緒にやるならば周りに来てくださいというふうにして、いろいろな施設があるが、その違いをはっきりと明示しているという点が非常に良かった。

二つ目は、平成5年の第1回目の道の駅指定の駅で、小さくて古くて粗末。決して豪華な施設ではない。しかし、コーヒールームがあるが、リビングルームのように気安い。椅子も古いがやわらかく居心地がいい。そこに地域の織物やうちわのコーナーもあって、大変暖かく迎えてくれる。この暖かさと気安さを非常に評価した。

三つ目は、「とみうら」という駅は地域の捨石だということを明確に言っている。この「道の駅」が主役ではなく、その裏に富浦地区全体があり、地域の皆さんの産業や心構えが元気になってくれれば、儲かってくれれば「道の駅」は捨石でもいいという精神は、公的な施設として構えている以上大切だと思う。そのことを明確に打ち出されていたという点も評価できた。

房総の突端にあたる温暖な土地柄で、お花もたくさんあり、花に囲まれた小さくてやさしい「道の駅」。原点に返って、ひとつのモデルが生きている。そして「とみうら」は次々と新しいアイデアを出している。つまり「道の駅」はできたままの状態ではなく、日々進歩していくものだという精神がある。そこを評価の対象とした。

(審査評は、コンテスト会場で速記したもので、文責は枇杷倶楽部にあります。)

8.「道の駅」登録・案内制度の創設経緯と登録数の推移

平成2年1月
中国地域づくり交流会のシンポジウムで「道路に駅があっても良いでないか」との提案がされる。
平成3年10月~4年4月
山口県、岐阜県、栃木県の3地域において、仮設の休憩施設を利用して「道の駅」の実験が地元市町村により実施される。その結果、 地域のコミニティの活性化、特産物のPR等多くの効果が報告された。
平成4年3月
「美しく豊かな道づくり~道の駅からのアプローチ」と題したシン ポジウムにおいて「道の駅」についての状況報告が行われた。
平成4年5月
「道の駅」懇談会を設置
平成5年1月
「道の駅」に関する提言が提出(建設大臣に報告
平成5年4月
第11次道路整備5箇年計画の施策に位置づけ、「道の駅」登録・案内制度を創設
平成5年4月
「道の駅とみうら(枇杷倶楽部)」を含む、全国103箇所の「道 の駅」に対して、第1回登録証交付
平成11年8月
第15回登録証交付 合計551駅
平成12年3月
「道の駅グランプリ2000」を東京国際フォーラムで開催
▲ページTopへ